資格

中小企業診断士で食べていけるか?と質問する人が根本的に誤解していること

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ネットの掲示板などでよく見かける、「○○の資格を取れば食べていけますか?」という質問。

正直この質問自体、意味があるのかないのかよくわかりませんが、百歩譲って他の士業を勉強しようとしている方がそれを質問するのは良しとしましょう。

でも中小企業診断士の志望者がそれを聞くのはマズいでしょ。

なぜか。

その理由をはじめ、診断士の年収・稼ぎ方までをこれから説明していきます。

中小企業診断士 通勤講座


食べていけるかどうかを決めるのが診断士の仕事

コンサルティング

根本的に間違っていると感じた理由がこれ。

どの資格もそうですが、取ってからが勝負。取ったから稼げる訳ではないし、そんな時代は終わりつつあります。

特に中小企業診断士は、中小企業を中心とした経営相談・コンサルティングはメイン業務の一つ。マーケティングや経営分析というサービスを営業する仕事ですからね。

仕事がなかったら集客できるようアドバイスするのが診断士の役目であり、需要を創り出す側の人間なんです。

仮に「食べていけるか?」という質問に答えるとするなら、取ってみてやってみないとわかりません。食える人間もいるし食えない診断士もいます。

食えるかどうかは、診断士になったあなたが決めるんです。

データで見る中小企業診断士の将来性

ここまで聞いても納得できない方が、中小企業診断士になった人の何割が年収1000万で・・・みたいなデータに走りがち。

せっかくなので診断士の年収などのデータも見ていきましょう。

中小企業基盤整備機構が運営するJ-Net21というサイトでは実際に中小企業診断士に行ったアンケートをもとに、データでみる中小企業診断士を公表しています。

詳細な調査がなされてますので、受験を検討している方は見ておいて損はないかと思いますよ。

年収に関しては、「コンサルタント業務の年間売上」が参考になります。

2016uriage

データでみる中小企業診断士2016 コンサルタント業務の年間売上より

数字だけ見るとすごいですね。

回答者の中で最も多いのが501~800万円以内(19.9%)、次いで1001~1500万円以内(18.8%)となっています。3000万円以上売上ているコンサルタントも結構います。

注意点としては、このデータが示すのは売上の数字であること。

士業は経費がかからない業種ではありますが、実年収はもう少し低いはずです。

そもそも年収の高い人間が取る資格

ステップアップ

上記のデータを見て、「現在年収300万だけど診断士を取ればもっと稼げるのか?」と思ったあなたは要注意。

もちろん、そうやって成功していく方もいるでしょう。ただその保証はどこにもありません。

そもそも診断士を取得する層の多くは、既に収入が高く、経営側に近いサラリーマン

取得の理由に自己啓発が多いことでも有名です。つまり、自分の能力を証明するために取っているのです。

2016取得動機

データでみる中小企業診断士2016 資格取得の動機より

ご覧のように、「経営全般の勉強など自己啓発、スキルアップを図ることができるから」がダントツでトップの回答数。

既にコンサルタントとして活動している方が信用を高めるために取っているケースも見受けられます。

東大生がもう一回東京大学の入試を受け直すようなものですね。

中小企業診断士を取るメリットはないのか?

胸に手を当てる女性

ちょっとテンション下がっちゃったんじゃないでしょうか。

でも、悲観的になる必要は何もありません。

中小企業診断士は難関資格の合格を経てはじめて登録できるコンサルタントの国家資格であり、信頼性は抜群です。高評価を受けない訳がありません。

すぐに独立を考えていない方でも、企業内診断士として活躍できますし、それだけで年収アップも望めます。

国からのお墨付きの効果は公的機関との仕事で思いのほか効果を発揮するようで、診断士が作成しただけで、補助金や融資の申請が通りやすくなった例も聞きます。

転職への効果は?

中小企業診断士は取って損のない資格であることは間違いないです。

しかし、取得にかかる時間やコストに比べると、転職におけるメリットは少ないかもしれません。

転職自体、資格よりもスキルや経験重視ですからね。実際のコンサルタント経験がある方が有利といえます。

しかも診断士の資格がないとできない仕事ってあんまりないんですよ。名目上も業務独占資格ではないです。

もし独立せず企業内診断士として活躍するとしても、会社の中での昇給や出世のツールとして取得する方がいいのではないかと思います。

独立診断士はどうやって食べていくか

ネットワーク

診断士を取ったら独立したい!と考えている方が気になるのは、「独立開業してどうやって食べていくか」ですよね。

ここでもJ-Net21のデータから大きなヒントを得ることができます。

「公的業務・民間業務の売上に占める割合」からわかるように、二極化しています。

民間企業をメインの顧客にしても良いし、公共機関から仕事をもらっても食べていけるということです。両方に営業をかけている診断士もいるでしょう。

商工会議所なんかでセミナーやってたりもしますよね。

また、「コンサルタント業務の日数」を見ると、そんなにフルで動いている方もいません。

今の時代ならインターネットを活かしたWEB集客もできますし、それを自分の業務に転換することもできます。

これまでの経験を活かして副業的に執筆活動をしてみるのも良いですね。

こうしてみると、中小企業診断士は稼ぎ方も本当に多様です。

ダブルライセンスに意味はあるのか

色々な資格

中小企業診断士との資格のダブルライセンスについても触れておきます。

診断士はどんな資格とも相性がいいのが特徴です。

宅建、FP、行政書士、社会保険労務士、弁護士・・・何でもいけます。そもそもどんな企業相手にもコンサルできるポテンシャルを持った資格ですから。

とりわけ、行政書士とのダブルライセンスでおすすめの資格で解説しているように、診断士は顧問契約で継続収入を得られる可能性が高いのは大きな強み。

収入面では、スポット収入の多い行政書士との組み合わせはおすすめです。

業務内容で見れば、社会保険労務士とのダブルで経営法務や人事に特化した診断士を目指せますし、税理士や会計士と組み合わせれば、会計知識に裏打ちされた数字を活かしたコンサルが可能。

注意すべき点として、どのような組み合わせで中小企業診断士とのダブルライセンスを取得するにしても、専門分野の方の資格取得を優先すべき。

診断士自体はあくまで独占業務のないコンサル資格なので、売り込むサービス(専門分野)を見つけるのが先です。

まとめ

この記事では診断士は食えるのかという疑問の矛盾を指摘しながら、年収や資格の活かし方を見ていきました。

結局は、中小企業診断士は仕事を生み出しお客を集める資格であって、食べていけるかどうかを決めるのはあなた自身だということです。

活かせる道が本当に豊富な資格ですから、自信のある方は取っておくのに越したことはありません。

試験は科目合格制で万が一落ちても次回合格しやすいですし、資格試験としてもチャレンジしがいがありますよ。

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