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なぜ未経験で事務職転職は難しいか?管理部門という隠れ既得権益層に潜り込む転職法

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事務仕事中の女性

未経験から事務職への転職は難しい

正社員で事務職への転職を試みたことのある人なら、未経験で事務の仕事に就く難しさを実感するはずです。

問題は能力ではなく、求人数が少ないこと。狭き門なんですよね。

それもそのはずで、データでも事務職の有効求人倍率は他の職種に比べてぶっちぎりに高いです。求職者の事務職希望が多い割に、実際の求人は少ないのです。

事務職有効求人倍率比較

こちらはハローワークの求人数をもとに厚生労働省が公表している職業別一般職業紹介状況から、事務的職業と職業計を抜粋して作ったグラフです。

単純に平成29年の有効求人倍率を比較したものですが、全然違いますね。

平成29年(2017年)12月の事務的職業の有効求人倍率は0.44倍

全体の有効求人倍率1.46と比較すると、3倍以上もの開きがあることがわかります。

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なぜ事務職は人気なのか?

でもなぜ事務職ばかり競争率が高いんでしょうか。

その理由の一つとして、なぜ事務職の人気が落ちないのかを考える必要があります。

恐らく未経験の方は、事務仕事に対して以下のようなイメージを抱いていると思います。

  • 日勤で土日休みが取りやすい
  • 営業のように顧客からの無理な要求に応じなくて良い
  • 肉体的にラク
  • エアコン付のオフィスで仕事ができる
  • 安定している

これ、ほとんど一般職にしか当てはまらないですよね。

総合職と一般職とは

ほとんどの職種はいまだ総合職と一般職という区切りがあります。

詳しい説明は割愛しますが、簡単にいえば総合職は将来の幹部候補。総務・人事・財務経理・法務などの管理部門に属して会社の経営に近いポジションで総合的なオフィスワークやマネジメントを行います。

対して一般職はいわば総合職のアシスタント役で、伝票入力や来客応対など決められた範囲の中で仕事を行います。柔軟性が求められることは少なく、責任が問われることもあまりないです。

中小企業は案外そうでもないですが、大企業や官僚的な組織だと待遇から裁量権までクッキリ区別されています。

で、問題はこの一般職・正社員の椅子が減っていること。尻尾から切るのは組織の常道です。

※零細~中小規模の会社だと、総合職と一般職という用語すら使われない所も多いです。実際、古い体質の企業以外は役割も流動化していて、総合・一般の他にある分野に特化した事務専門職のような扱いの職種も増えているように思います。

事務職の求人はもう増えない

競争率の高いもう一つの理由は、事務職をこれ以上増やす必要がないこと。

それもそのはずで、事務仕事のほとんどが、IT技術・AI・アウトソーシングの活用で削減可能。

従来の新卒や中途で入った社員は居るから人数は充分足りています。というか、職場内でも既に人が余ってる所も多そう。

時間があるなら仕事の質を高めたり他部署を手伝ったり、せめて早く帰ればいいのに、どうにかして新しい仕事を無駄に増やそうとする(笑)。

この辺はパーキンソンの法則まんまです。この意味不明な行動の舵を取っているのが総合職のオッサン連中。

その結果、事務職の求人は経験者の間でローテーションしている状態です。正社員の求人だと未経験者の入る余地は年々減っているのではないでしょうか。

応募したい事務の求人はあるのに、採用条件にある実務経験やスキルを満たしていないために応募できず、歯がゆい思いをした経験のある人は多いでしょう。

しかし視点を非正規に移せば、一般職の仕事はどんどん派遣、パートに移行しています。

理由は人件費の削減。人員の調整しやすさです。

運よく事務職に就ければ、そこでステップアップしていけば将来管理部門での転職は比較的楽といえます。

「じゃあ未経験者の付け入る余地は全くないのか?」というと、実はそうでもありません。

3つの方法

未経験でも事務職として働ける3つの方法

一般事務の正社員に限れば、転職は年々厳しくなっています。

総合職の事務や管理部門も大抵は新卒採用で事足りますし、中途採用は経験者がしのぎを削っています。

ですが、求人数が減っても事務職を募集する企業がある以上、工夫次第で転職できる方法はまだ残されています。

もちろん年齢が若い方が圧倒的に有利なのは他の職種と変わりませんが、安定志向で事務を希望する人には不向きなため、これから紹介する方法は教えても思いついてもほとんどの人は実行しないからです。

ブラックに近い業界から攻める

総務・経理・人事などの管理部門の転職における強みは、異業種間の転職がしやすいことです。

この特徴を最大限生かす方法は、とにもかくにも管理部的なポジションに潜り込むこと。

しかしまったくの未経験から事務職になれる業界は限られています。その中でまず有効なのが、人の寄り付かない業界の求人を狙う作戦。

わかりやすくいえばIT、建設、飲食とかですね。(これらの業界でもブラックじゃない会社も勿論あります。)

極端にいえば、年間休日が100日切ってる求人や月給が少ない会社なんかは応募も少ないようで、ある程度求人サイトにも残っています。

一旦厳しい業界で事務職としての実務経験を積んで、そこから転職すれば何もない状態よりはずっと有利になります。

ただ注意点としては、中小零細企業だと職種がきちんと分類されていません。

事務として入社したのに、ある日突然「お前も今日から客先を回れ」と社長の鶴の一声がかからないとも限らない。

営業経験も役立ちますが、もしあなたが経理としてのキャリア形成を決めているのなら、日頃から経理としての経験を積みスペシャリストになりたい旨を上司にしっかり告げておき、それでもダメなら転職した方がいいかもしれません。

業務拡大中の企業に入社する

たとえ求人数の増えない管理部でも唯一プラスの理由で募集が行われるのが、事業を拡大中の会社。

組織の規模を大きくするために未経験者でもポテンシャルで採用されることがあります。

中小企業がほとんどなので安定性は微妙です。しかも事業を展開するスピードが速ければ忙しい状態が続きます。

しかし、会社が若いうちから成長に関われて、色々な経験ができるのは現代の事務職として本当に素晴らしいキャリアが築きやすい環境にあるのではないかと思います。

紹介予定派遣という裏ルート

意外に競争率が低いのが紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、期間満了後は契約社員や正社員として雇用することを前提とした派遣契約です。

企業に雇用されるまでは通常の派遣社員同様、派遣会社に所属の社員として通勤することになります。

いわば企業からの直接雇用前提での試用期間付の派遣社員です。

派遣期間の満了でその会社の社員になれるかどうかが判断される訳ですが、当然落とされる可能性もあります。

紹介予定派遣での採用率は30%とも70%とも言われています。はっきりした数値はわかりません。ただ制度的にいえば企業側は正社員前提で迎えるのは間違いありません。

何より求人倍率が他職種と比べて高い事務職に限れば、無闇に正社員のポストを探して働くよりメリットは大きいです。

紹介予定派遣は企業側に直接雇用の前に転職者の資質を確かめられるメリットがある一方で、転職するこちら側としても企業の仕事のやり方や空気を体感できます。

いきなり正社員だと入ってから後悔しても辞めづらいですから、派遣社員の立場で転職予定に潜り込める機会は貴重です。

「派遣」という言葉のイメージから正社員志向の方は避けたがる傾向にあるようですが、未経験で正社員の事務職に受かりにくい方は試してみても良いと思います。

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