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メタルギアソリッド2が予見するポストトゥルース【MGS2とポスト真実】

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事実や政策より感情的な物事や個人の信条が重視されるポストトゥルース(ポスト真実)。

このポスト真実について以前書いた記事、ポストトゥルースとは|ポスト真実の本質とメディアのジレンマを作成するにあたって調べものをしていた際、興味深い記事を見つけました。

参考Flashback: How 'Metal Gear Solid 2' Foretold Our Post-Truth Future(RollingStone)

原文は英語のサイトですが、メタルギアソリッド2がポストトゥルースの世の中を予見しているという内容。MGS2の主題はミームです。

そう言われれば、そんな見方もあるなあと思い、上記記事も参考に、MGSの示唆するポスト真実についての考えをまとめてみました。

MGS2の愛国者達の意図

この記事を今お読みになっている方は恐らくメタルギアに関する何かしらの予備知識がおありかと思いますので、その前提でお話させて頂きます。

2001年に封切となったPS2ソフト『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』のシナリオ終盤では、それまで主人公雷電と無線で交信していたロイ・キャンベル大佐、恋人のローズマリーがAIだと判明します。ビッグシェル占拠事件も愛国者達によるS3計画の最終試験として実施されたもの。すべては愛国者達(らりるれろ)の掌上でした。

そして参考記事にも一部引用されているように、ソリダスとの決戦前に、人々の大衆文化やソーシャルメディアの影響を示唆する愛国者達の動機が明らかになる会話があります。

愛国者達は偽のローズ、キャンベルの人格を通じて、雷電に語り掛けます。

ロイ(大佐):しかし、現代のデジタル社会では、日々のあらゆる情報が蓄積され、些細な情報がそのままの形で保存されている。

ローズ:誰が言ったかもわからない。ゴミのような噂、間違った解釈、他人の中傷……。

ロイ:あらゆる情報がろ過されず、保存されて、後世に伝えられる。

ローズ:それは進化を止める。

愛国者達を構成するAIは人類の保護者を自称して、人間の思想、行動自体を無意識にコントロールするのだと告げます。情報が増えれば、価値のない情報も増える。しかし人類はまだ、それらを選別できるほど優れてはいないのだと。

ロイ:世界のデジタル化は、人の弱さを助長し、それぞれだけに都合の良い「真実」の生成を加速している。社会に満ちる「真実」の山を見てみるがいい……。

MGS2の発売から16年経った今、ネットに限らず世の中には膨大な情報が溢れ、なお増え続けています。

私たちはある主張が自分の好みや信条に合わなければそれを捨て、新たな主張を見つけることができます。真実は、複数ある中から選び取るものになったのです。

その結果、人々は自分に近い者同士で寄り合い、小さなコミュニティを作り、好みの真実を垂れ流します。まるでTwitterで気に入らないフォロワーを一切ブロックして、身内で傷を舐め合い互いを鼓舞しそれを真実と信じ、外部に主張し続ける人たちのように。

雑多で価値のない情報は人類の進化を止める。そう判断した愛国者達(AI)は遺伝子のように、文化的遺伝子(ミーム)も淘汰しようと考えた訳です。

まとめ

ここまでがゲームの話ですが、正直、過激ですよね。

何に価値を感じるかなんて人それぞれ。くだらないつぶやきに「いいね」を押すこともあります。

もし大衆が最大公約数的に価値を感じる、正解と思う思想のみを選別すれば、個人は個性を削ぎ落されて成形され、究極の均質化社会になるのでしょうか。

敢えて屁理屈をこねると、雑多で一見価値のない情報から思わぬ発見もあるものです。歴史的な文化遺産のラクガキとか、まさにそれ。

しかし、充満する都合の良い真実のせいで進歩が遅れていると感じるのも確かではあります。みんなが一致団結していれば。争うエネルギーを、もっと前向きに未来に向けられていたら。それが簡単じゃないから民主主義があるのだという矛盾を感じつつも、新聞を開き、テレビをつけるとふと、そんな風にも思ってしまいます。

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