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やりたいこと探し専門心理カウンセラーに学ぶ好きなことを天職にする技術|『好きなことを天職にする心理学』レビュー

更新日:

やりたいこと探し専門心理カウンセラーの中越 裕史さんの著書『好きなことが天職になる心理学』を読みました。

好きなことがわからない人や好きなことを仕事にしたい人へ、読んでいて気づいたことを踏まえながら、重要なポイントをまとめておこうと思います。

自分のやりたいことがわからない理由

好きなことを仕事にしましょう!と言われても、自分が何が好きなのかよくわからないですよね。

『好きなことが天職になる心理学』にもあるように、「仕事を辞めたい」と上司に打ち明けたら「次の仕事が決まってからやめろ」と返された経験が私にもあります。

でも、次にどんな仕事をしたいのかが分からない。分からないから今の仕事を辞められず、わからないまま辞めるからまた次の職場でも同じような思考に陥ってしまいます。

この悪循環から抜け出すには、自分が焦りから矛盾する複数の問題を解決しようとしていることに気づかなければならないのです。

優先順位をつけて一つ一つ取り組む

現状に満足していないからこそ、叶えたい希望がある訳ですが、それらがすべて一つの解決策で片付くことは、滅多にありません。

 やりたい仕事も実現したいし、結婚や出産という女の幸せだって欲しい。それを全て求めるのは欲張りだと、簡単に切って捨てることはできません。これらのものを求めるのは、人間として非常に自然なことだからです。
ただ、こういうケースで多いのは、同時に全ての問題をパッと解決できる方法を見つけようとしていることです。

焦りや自信のなさは、物事をできるだけ早く解決させようとします。

その結果、自分の抱えている問題を何もかも解決するような高い理想に目を奪われ、本当にすべき目の前のことから逃げてしまうのです。

年齢と共に増える思考のリミッター

やりたいことや好きなことを問われて、何となく未練やアイデアが頭に思い浮かぶ方は少なくないでしょう。

しかし、それらが思い浮かぶ瞬間に何かに遮られてしまう。原因は常識、世間体、時間のなさといった思考のリミッターです。

リミッターは大人になるにつれ増えていきます。まさに、頭の固いオトナになる訳です。

そうして自分の願望を否定し続けるうち、自分のやりたいことのコアな感情は分解され、塗りつぶされ、グチャグチャな状態で心の中に散らかったままになる。これが、やりたいことがわからない状態の正体なのではないかと思いました。

今の普通はもう普通じゃない

私は、年々人々の求める「普通」のレベルが上昇しているように感じます。といっても普通のハードルが高くなっているのではなく、社会の変化で相対的に普通というポジションの希少性が増しているのです。

人々の個性はどんどん多様化しているのに、社会が求める人材モデルは逆に狭まっています。

就職を例に考えてみますと、個性だダイバーシティだと言いながら、学生に求める能力はマナー、身だしなみ、学歴・資格、コミュ力と増える一方です。働き方に関しても依然としてほとんどの企業では定時に出社して、皆と同じようにデスクについてPCの電源を入れる。見渡せば、これまで人生そのものが「普通」というロールモデルに倣うためのものでした。

 でも、よく考えてみてください。僕たちは人生の合格点を、高く設定されすぎているのです。
それなりの学校に進学して、
20歳までに童貞・処女を捨てて、
30歳前後で素敵な結婚をして、
離婚することなく添い遂げて、
一つの仕事をずっと長く続けて、
30代で子供を産み育てて、
恥ずかしくないオシャレもして、
ちょっとはキラキラして見られて、
たくさんの友達に囲まれて、
人並み以上のお金があって、
40代までに家を買って、
老後の心配なく過ごして、
家族に惜しまれて死んでいく・・・・・・。

正直、もう、うんざりです!!こんなもの、全部、満たせるはずがない!!

今のあなたは普通を見上げていますか? それとも普通の基準は、今の自分より下にありますか?

もしあなたにとって普通が今のあなた以上のものならば、それはもう普通ではなくなっているように思います。

10代~40代はまだ50代以降のバブルを経験した世代の常識を教えられます。上記の引用に挙げた普通を体現し、好景気の乗って成功してきた世代の普通と、不況を喘ぎながら生き残りを模索する人の普通が一緒のはずがない。

若者が年収300万稼いで結婚したいという普通と、昔給料600万貰っていた妻帯者が300万でいいやという普通。この二つは全く別個のものであることに注意すべきです。

三ねんねたろうはどうして成功できたのか

本書には三年寝太郎(さんねんねたろう)を例に、ただ真面目に頑張って働くだけでは駄目な理由が解説されています。

物語の筋をご存知ない方のため、本書の表現も借りながら説明すると、

かつて干ばつに悩む村で働き者だったねたろうでしたが、家は貧乏。栄養不足などがたたって母が病死してしまいます。このことを機に働き者だったねたろうは寝たきりになり、村の人間が起こしに来ても寝続けました。しかし3年3ヶ月たったある日から、急に起きて用水路を作り始めます。周囲に否定されながらもねたろうは用水路を完成させ、村では安定して作物が取れるようになった、という話。

家が貧乏で、真面目な働き者だった頃の寝太郎は周囲からの評判も良かったしょう。我々の現代社会に置き換えても、自然なことです。

しかし、3年寝続け、突如「川から水を引けばもっと稲が取れる」と言い出した寝太郎に周囲は冷たかった。寝太郎が寝ている間も村は不作に悩まされていましたが、彼らは神様に祈るのみでした。

でも寝太郎には用水路を引くというアイデアがあった。母の死と後悔もあってのでしょうか、3年3ヶ月の長い休息の後、不屈の精神で仕事に取り掛かったのです。

本書にはねたろうは母の死ぬ前からアイデアは持っていたのだと、著者の中越氏のカウンセラーならではの考察もありますが、アイデアはあっても、それを実行に移す計画を練るには時間を要したと思います。

創造的な仕事は、多忙な中では生まれません。心理的にも身体的にも余裕が必要です。

真面目に働いてきて、それでもダメだった寝太郎だからこそ考え方を大きく転換でき、自分の考えを貫けたのでしょう。このことは、自分らしく生きることと周囲の期待は両立し得ないのだと気づかせてくれます。

真面目にがんばるだけではダメ。

こう書くと、「真面目に働いている人に申し訳ないと思わないのか?」という反論が返ってきそうです。まじめにやっている人がいるから社会が回っている。それも事実です。それで上手くいっているのなら、問題ありません。でも現状を打破する必要があるのなら、真面目なだけはダメです。

まとめ

好きなことを天職にするには、以下のポイントを意識すべきと学びました。

  • 解決したい問題に優先順位をつける
  • 自分らしさを制限するリミッターに気づく
  • 普通を追い求めない
  • 「いい人」をやめる

何となくでもやりたいことのある人におすすめ

『好きなことが天職になる心理学』には自分のやりたいことを見つけるための5つの質問なども掲載されており、天職発見に役立つ本であることは間違いないのですが、どちらかといえば、ぼんやりとでもやりたいと思うことがある方、好きなことがある方に強くお勧めしたい本です。

やりたいことを見つけるより、それを見つけて実現させるためのヒントを与えてくれる本のように感じました。

「そんなの甘い考えだよ」「現実を見ろよ」という人から離れて手に取れば、きっとあなたの背中を押してくれるでしょう。

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