転職

理想の仕事が今の自分とかけ離れているときに考えたいこと

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以前レビューした『好きなことを天職にする心理学』という本の中に、「天職を見つける5つの質問」というコーナーがありました。

この記事をお読みいただく前に、以下の書評記事に目を通して頂くとより解りやすいかと思います。

参考記事:好きなことを天職にする技術

自分とかけ離れ過ぎた夢を追うべきか

空に手を伸ばす

その「天職を見つける5つの質問」のうちのひとつに、「あなたが一番嫉妬するのは?」という問いがあるのですが、

著者が『たとえば、お金持ちに嫉妬するといっても、「アラブの石油王やビル・ゲイツに嫉妬する」。そんな人はまずいません』と断じている部分が引っかかりました。

いるんじゃないかな、と。

世界レベルの大富豪でなくても、自分と相当かけ離れた人物のようになりたい人もいると思うんですよね。

そこまで極端ではなくても、自分が本当になりたい職業は何なのかと聞かれて、もうアラフォーのOLだけどずっと女子アナになりたかったとか、全然学歴ないけど宇宙飛行士になりたかった、とか。

自分なりに夢を叶えるための戦略的なルートがあるのならまだしも、特に考えもなくやりたいことといえば、かつての夢を思い起こしてしまう人もいるんじゃないか。

著者の中越氏は一貫して自分のやりたいことをやることに肯定的な姿勢なのですが、私はやっぱり限界はあると思います。

で、重要なのがその境界線をどう見極めるか。夢を諦めたときに、どうやって現実との折り合いをつけていくか。

自分に合った仕事をどうやって見つけるか

安易な言い訳は常識や世間体を隠れ蓑にした逃げですし、かといって戦略なき夢物語は時間の浪費。

ここで必要になるのが、『残酷すぎる成功法則』で著者のエリック・バーカーが主張する「調整」だと思うんですよ。

 成功者となるために、覚えておくべき最も重要なことは何だろう?
ひと言でいえば、それは「調整すること(アラインメント)」だ。
成功とは、一つだけの特性の成果ではない。それは、「自分がどんな人間か」と「どんな人間を目指したいか」の二つを加味しつつ、そのバランスを調整することだ。P353

参考記事:残酷すぎる成功法則レビュー

例として、『好きなことを天職にする心理学』の中越氏はずっとカウンセラーになりたいという思いがあったそうです。

会社員をやめてキャリアのない心理カウンセリングを始めるのは、相当の勇気が必要だったでしょう。しかし、同時に非常にバランスの取れたヒトの決断だな、とも感じます。世の中、中越さんみたいな方ばかりじゃないんですよね。

ある程度のバランス感覚を持っている人や、自己分析ができている人は「やりたいこと」本位で突き進むくらいがちょうどいいのかもしれません。でもそうでない人は、「自分はどんな人間か」を知る作業が不可欠です。

問題はどうやって自分を知るかですが、結局のところ思考と経験の繰り返ししかないのかなと思います。

思考と経験

思考だけで行動しないのもダメだし、経験だけして考えないのもダメ。

度々引き合いに出して恐縮ですが、カウンセラーの中越さんも、会社員経験を経てなければ、自分の本当にやりたいことに気づけなかったのではないでしょうか。

あえて自分に向いていないことでもやってみることによって、自分のやりたいことが見つかったという話は結構耳にします。やりたくないことを避けていったら、好きな仕事に出会えた、なんて人もいますね。

じっくり自分について考えることと、実際に動いてみること。

で、自分にはどうも不釣り合いだと思ったらどうするか。見切りをつけて次を試すことです。

この見切りのタイミングですが、客観的な経路設定ができるかどうかがカギ。

成功への道筋がまだあるかどうか、どれだけ遠くても道が目的地まで続いているかどうかが重要。世間レベルじゃなく、自分の中でナビがあれば充分です。

あとは時間制限を設けるのも賢明です。金銭的な問題もありますからね。30歳くらいまで難関資格試験に挑戦し続けたものの失敗した後、ビジネスマンとして成功されている方もいます。

試行回数は多いほど良いが…

仕事探しと恋人(将来の伴侶)探しは似ていると言われますが、今好きかどうかに固執しないことも一つの選択肢です。

 コロンビア大学ビジネススクール教授のシーナ・アイエンガーの研究によると、結婚後一年以内では、恋愛結婚は見合い結婚より満足度が強かった(91点満点中70点対58点)。これはもっともだ。しかし結婚後10年を超えると、これが逆転する。見合い結婚での満足度は91点満点中68点と健闘するのに対し、恋愛結婚では40点に下がっていた。-『残酷な成功法則』P157(読みやすさのため漢数字をアラビア数字に直しています。)

ベストの選択肢を追い求めるあまり、目の前のチャンスさえ逃してしまう人は多いです。

退屈だったり自分の身をすり減らすような仕事はNOですけど、興味がないだけで避け続けるのは勿体ない。

どうしてもやる気にならない仕事は問題だけど、試してみる気が少しでもあれば、やってみる価値はあります。

他にも残酷な成功法則の中で、「社会人になって早い時期に頻繁に転職する人は、キャリアの最盛期に高賃金、高収入を得ている傾向がある」という、経済学者の言葉が紹介されています。(P153)

転職回数(トライアル)が多い人ほど天職に巡り合える確率が上がるという、至極単純な論理です。

結局、自分なりにシンプルに試行錯誤を繰り返すのが急がば回れでゴールに近づける方法という訳です。

でもあなたはこう思うはず。

「アメリカと日本は違う。向こうじゃ転職が多くてもマイナスにはならないかもしれないけど、日本ではそんなに頻繁に転職はできない」

例外はあるでしょうけれど、私も同意見です。

じゃあどうすればいいのか。ある程度他人の意見に頼ることになります。ここで注意したいのは、意見だけに頼らないこと。

意見は参考にして答えは自分で出す

人は意見を求められたとき、スタンスを決めてから喋ります。良い評価にしろ悪い評価にしろ、無意識にどちらかのポジションからしか話せないものです。

もし転職のための情報をネットで集めるにしても、レビュアーがどこの誰かもわからない転職口コミサイトだけ見て決めるなんてのは、おすすめしません。

自分でも目についた仕事を調べてみるステップが不可欠です。

もしあなたがまだ20代前半なら、職歴のつかないバイトや派遣で潜り込んでみるのが手っ取り早いです。そうもいかないという方は、できるだけ多角的に様々な視点から調べてみるしかない。

それを自分の中で何度もシミュレーションしてみましょう。その際にこれまでの経験が役に立ちます。

マインスイーパ

突然ですが、マインスイーパーってご存知ですか?

引用:マインスイーパ(wikipedia)

地雷を避けながらすべてのマス(ブロック)を開けるというルール自体は単純なゲームです。

WindowsPCにプリインストールされていることが多いので、昔からパソコンを使ってる人は誰でも一度はプレイしたことがあるんじゃないかと思います。

マインスイーパも地雷の配置パターンこそあれ、何も知らない状態だと初手はどこを開けたら良いのか分からない。一発目が地雷かもしれません。でも開けるしかない。とりあえず一個目を開けなきゃ、後が続かないですから。

仕事探しも似たところがあるような気がします。自分がここだと思う未踏の部分を開けておくことで、次の選択肢がぐっと狭まる。次を効果的に探すサーチライトになる。

どんな業界でも長く働いていたり、数多くの職種に触れていれば、その経験自体が見えない部分を照らすライトになります。

想像力を適切に働かせるには現実的な指標があった方がいいです。その方が、今の自分の仕事と照らして、あれはきっとこうなんだなと敷衍、類比して考えられるからです。

  • 敷衍:押し広げること。一つのテーマを別の視点から説明してみることなどをいう。
  • 類比:二つ以上の物事を比較して、類似点から未知の部分を推しはかること。

行動の回数が限られているなら、思考の種類を増やすという考えです。

仕事によって自分を知り、理想との距離を調整し、自分なりの答えをはじき出す。シンプルだけど、これも少しでも仕事を好きなことに寄せていく方法なんじゃないかなあと思います。

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