TOEIC学習者にとって600点は一つの壁です。
就活でもTOEIC600を超えてはじめて履歴書に書けるとも言われていますね。なので600点をできるだけ早く取得したい方も多いでしょう。
この記事では上手くいけば2ヶ月でTOEIC600点にスコアを到達させる勉強法を紹介します。
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DUO3.0+過去問をメインで使用
メインの教材は大学受験でも人気の単語帳、DUO3.0です。
これを丸覚えするレベルで繰り返します。
この単語帳は本当に使い道が多くて、人によって様々な学習方法が可能。
ざっと思いつくだけでも、
- 例文読解
- 品詞分解、精読
- 単語、類語暗記
- 熟語、構文暗記
- 頻出会話表現の習得
- CD音源で発音確認
- 音読、シャドーイング
などが挙げられます。
どこでも良いのでページを開くとその情報量の多さ、ピックアップしているワードの適切さにワクワクします。
DUO3.0は必ず復習用CDと一緒に買ってください。音声付きでないと学習効果は半減します。
勉強の進め方
基本的な勉強の進め方は、まずDUO3.0の例文を品詞分解しながら精読します。
単語はいきなり全部覚えようとせず、1~2周目青文字→3周目以降黒文字のように段階的に暗記。また、単語の意味についてもまず最もメインの意味から覚え、徐々に訳のパターンを増やします。
ただ最終的には英語を英語のまま理解するのが目標ですから、そこまで潔癖・完璧に日本語訳を覚える必要はありません。
例文の構造を理解したら、後はリスニング+音読(+書き取り)でカラダに叩き込みます。リスニング、リピーティング、音読、シャドーイング。とにかく頭+口+耳あるいは手を使って全身で覚えます。
DUOをやっていた時期は、平均すると1日3~4時間は勉強していたと思います。
そのくらいは確保できないと短期間でのスコアアップは厳しいかもしれません。マイペースで徐々に進めても、もちろん効果はありますよ。
文法はピンポイントで補強
文法は自分が苦手なところを集中的に補修します。なので通しで文法の問題集を解いたりはしません。
もし文法が中学レベルで全然ダメ・・・という方はTOEICで470点以上取りたい人向けの勉強法の記事にあるように、薄い問題集+文法書をメニューに追加する必要があります。
ただ普通に大学受験している層の方だと、ブランクが長くなければ文法についてはピンポイントでネットや手持ちの参考書で調べるくらいで足りると思います。
どの文法事項を補強するかは、DUOの例文を精読する段階で決めるのが丁度いいですね。同時進行で調べながらやるのもおすすめです。
参考記事
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勉強しているのにTOEICの点が伸びないときの対処法|500点600点から上がらない人必見
英語の勉強をして、TOEIC対策をしっかりやっているのにスコアが思うように伸びない方もいます。 なかには国際系の学部で700点に達しない方もいるようです。努力していれば、尚更つらいことと思います。 「 ...
過去問も全部は解かない
初めの1ヶ月は上記の学習に費やしましょう。
過去問に手を出すのはTOEIC本番の1ヶ月前~2週間前で充分。
特に受験するのが初めてだったり、これまで1~2回しか受けたことがないという人は過去問をやるよりは基礎反復した方が伸びしろが大きいかと。
TOEICの勉強というと、とにかく公式問題集のような過去問を繰り返せばスコアが上がるというイメージですが、過去問学習はスコアが700以上で、ある程度受験経験がないと効果が薄いように感じます。
それに600越さないレベルの人が丁寧に過去問を解くのははっきり言って苦痛だと思いますし、時間の無駄。もっとやるべきことがあるはず。
TOEICは過去問集や本番対策の本を1冊買って、問題形式に慣れることに意識しましょう。
1回解いてみても良いし、パラパラ読んで気になった箇所を集中的にやってみても良いですね。点にこだわるなら解き方のテクニック集を調べたりするのも悪くはないと思います。
まとめ
英語力を突き詰めるならトータルで考えなければなりませんが、TOEIC600であればどれだけボキャビル+リスニング力の強化できるかがモノを言います。
ネットを見ていると「DUO3.0だけで700取った」「DUOメインの学習で800行った」というような猛者もいますが、それだけDUOというテキストのユーティリティを示しているのではないでしょうか。
なぜ自信をもってこの勉強法を紹介できるかというと、私自身が約2ヶ月(もうちょっと短いかも)の学習で610点を取っているからなんです。
もっとも勉強法とは個人の自己分析から目標までに必要なモノを埋める工程であり、場合によっては柔軟に変えていく事も大切です。